教皇、病院の窓から手を振り祝福
信者らの喜び
(2005.2.27)

 

 教皇ヨハネ・パウロ2世は、27日正午、バチカンでサンドリ大司教によって代行されたアンジェラスの祈りの集いの直後、入院先の病院の窓辺に姿をお見せになり、人々に祝福をおくられた。

 正午すぎ、ジェメッリ病院10階の病室の窓ガラスごしに教皇が現れ、お元気なご様子で人々に手を振り、十字のしるしを切って繰り返し祝福をおくられた。その後、教皇は白い法衣の喉元に軽く手を当てられ、治療中のために残念ながら話ができないという旨を身振りで伝えられた。

 予定されていなかったとはいえ、寒さの中、病院の下で辛抱強く待ちつづけていた信者らは、教皇のお元気な姿とその祝福に一斉に歓声を上げていた。

 一方、その数分前、バチカンの聖ペトロ広場では、教皇の名のもとに国務省副長官のレオナルド・サンドリ大司教がアンジェラスの祈りの集いを持った。

 サンドリ大司教は、大聖堂前に集った人々に教皇からのメッセージを伝え、祈りを先唱し、祝福をおくった。

 同大司教によって代読されたメッセージの中で教皇は、世界中の人々の祈りと励ましに心からの感謝を表されると同時に、人生において誰もが経験する苦しみの価値を四旬節において観想するよう招かれ、キリストに従うことで苦しみの中に救いと喜びを見出すことができると説かれた。

 そして、教皇はこのメッセージを通し、現在試練や苦しみの中にある人々に希望と慰めを祈られ、教会の母、聖マリアへのご自分の信頼を新たに示された。

 教皇の26年に渡る在位中休むことなく続けられた日曜正午の祈りの集いにおいて、今回初めて教皇の不在を迎えたことに、バチカンの広場に集った人々は残念さを隠し切れない様子だったが、直後に教皇が病院の窓辺においでになったとのニュースが伝わると、人々の間に大きな喜びと安堵が広がった。

 また、テレビを通して祈りの集いで代読された教皇のメッセージに耳を傾けていた多くの信者らも、お元気な教皇の映像という、思いがけない贈り物に歓喜していた。

 

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