教皇ヨハネ・パウロ2世は、16日、バチカン宮殿の窓から巡礼者らに挨拶された。
教皇は静養中のため水曜恒例の一般謁見は行われなかったが、正午前、書斎の窓辺に寄られ、聖ペトロ広場に集った人々に手を振り、祝福をおくられた。
この日は、春らしい陽気に恵まれ、広場はポーランドをはじめ、アメリカ、スウェーデン等からの巡礼団でにぎわっていた。バチカン宮殿の下で歌っていた子どもたちは、教皇の姿に大喜びしていた。
13日夜に退院しバチカン入りされて以来、教皇が公に姿を見せられたのは初めてのこと。