教皇、枝で人々を祝福
受難の主日
(2005.3.20)

 

 教会の典礼暦はいよいよ聖週間に入り、20日、バチカンで受難の主日のミサがとり行われた。

 教皇ヨハネ・パウロ2世は、在位中初めてこのミサを司式されなかったものの、宮殿の窓辺から若者を始めとする参加者を祝福された。

 「受難の主日」とは、復活祭直前の日曜日で、キリストの受難を記念する聖週間の第一日目。イエスのエルサレム入城を祝うこの日は「枝の主日」とも言われ、民衆が歓呼のうちにイエスを迎え、その足元に服や木の枝を敷いたという福音書の記述を思い起こし、ミサの前に枝の祝別と、枝を手にしての行列が行なわれる。

 素晴らしい青空に恵まれたこの日、ミサ会場の聖ペトロ広場は世界中からの巡礼者であふれた。特にこの日は「第20回世界青年の日」(教区レベル)でもあることから、多くの若者たちの参加が目立った。

 ミサを司式したカミッロ・ルイーニ枢機卿は、はじめに人々が持つオリーブやしゅろの枝を祝別し、聖歌が歌われる中、聖職者、修道者、信者らの代表が祝別された枝々を高くかざしながら大聖堂前に設けられた祭壇まで行列した。

 ミサの終わり、レオナルド・サンドリ大司教によって日曜正午のアンジェラスの祈りが行われ、教皇のメッセージが代読された。その中で教皇は特に若者たちに温かい言葉を向けられ、今年8月の世界青年の日ケルン大会への精神的準備に励ましをおくられた。

 アンジェラスの祈りの直後、バチカン宮殿の窓に教皇が姿を見せられ、オリーブの枝を振って聖ペトロ広場の会衆を祝福されると、人々もまた枝々を振り、歓声と拍手でそれに応えた。

 → アンジェラスの祈り・教皇のメッセージ

 

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