復活祭:
祝福おくる教皇に、信者らの深い感動
(2005.3.28)

 

 カトリック教会は、27日、紀元2005年度の復活祭を祝った。

 復活徹夜祭から一夜明けた復活の主日(日曜日)、教皇ヨハネ・パウロ2世は、恒例のウルビ・エト・オルビ(ローマと世界に向けた教皇の祝福のメッセージ)をおくられた。

 この朝ローマは曇りがちな天候となったが、バチカンの聖ペトロ広場は復活祭に訪れた約7万人の巡礼者たちで埋まり、続く人の波は広場に向かうコンチリアツィオーネ通りへとあふれた。

 大聖堂前は、今年もオランダから贈られた数万本の花々で彩られ、チューリップやスイセン、ツツジ、エニシダ、日本の桜などで構成された春の庭園が人々の目を楽しませた。

 アンジェロ・ソダノ枢機卿の司式で復活祭のミサが捧げられ、その後半、教皇によるウルビ・エト・オルビのメッセージが代読されたが、この段階になって教皇がバチカン宮殿の窓辺に姿をお見せになると、会場には信者たちの温かい拍手が一斉に広がった。

 メッセージの中で教皇は、中東やアフリカ諸国をはじめとする全世界の平和と、苦しむすべて人々への連帯を呼びかけられ、「十字架に架かり死にそして復活されたイエス、御父の生ける御言葉、永遠の生命のパンである主よ、私たちと共にお留まりください」と熱く祈られた。

 信者たちとの心の交流を望まれる教皇は、ソダノ枢機卿によってメッセージが代読されている最中とその後、15分近くにわたって開け放たれた書斎の窓にたたずまれ、最後に十字のしるしをもって祝福をおくられた。

 教皇の姿を一心に見上げ続ける広場の信者たちは、拍手をおくり、手を振り、または祈り、涙しながらそれぞれ復活祭の教皇の祝福を深い感動のもとに受取っていた。

 → 復活祭・教皇によるウルビ・エト・オルビ

vatican radio

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