十字架の道行き:
教皇、バチカンの礼拝堂から参加
(2005.3.26)

 

 キリストの受難を記念する聖金曜日、25日夜、ローマ市内のコロッセオで十字架の道行がとり行われた。

 教皇ヨハネ・パウロ2世は、バチカン宮殿の礼拝堂において祈りに一致され、バチカンとコロッセオからの中継が交互に行われた。

 十字架の道行きとは、キリストの受難を黙想しながら行う信心業。イエスが死刑の宣告を受けてから、十字架上で最後を遂げ、墓に葬られるまでの過程を、14の場面に分け、各所ごとを黙想し祈る。

 コロッセオの十字架の道行きでは、参加者の黙想を助けるためのテキストが毎年書き下ろされるが、今年はヨセフ・ラッツィンガー枢機卿がこれを手がけた。

 また、祈りの先導はカミッロ・ルイーニ枢機卿によって行われ、スマトラ島沖地震・津波の被災国や、スーダン、聖地などからの参加者らが代表として十字架を担った。
 
 道行の開始に、教皇のメッセージがルイーニ枢機卿によって伝えられた。この中で教皇は、「キリストの身体である教会のために、私はキリストの苦しみの欠けたけたところを 私の肉体において補います」という聖パウロの言葉と共に、ご自分の苦しみを神のご計画の実現と御言葉の広がりのために捧げたいと述べられ、すべての参加者に祝福をおくられた。

 十字架の道行きが進行する中、コロッセオの周りには大勢の参加者が手にするろうそくの光があふれ、静粛の中に聖歌と祈りが響きわたった。

 道行の14番目、最後の部分で、コロッセオ会場で十字架を担うルイーニ枢機卿と一致して、教皇は礼拝堂の中で自ら十字架を高く掲げられ、共に道行きを締めくくられた。

 なお、26日の行事としては、夜8時よりバチカンの聖ペトロ大聖堂で「復活の徹夜祭」がラッツィンガー枢機卿の司式で祝われる。

 そして、復活の大祝日を迎える27日、聖ペトロ広場で「復活の主日」のミサがアンジェロ・ソダノ枢機卿によってとり行われ、同日正午には、ローマと世界のすべての人々に向けて教皇の祝福がおくられる。

 → 十字架の道行き・教皇メッセージ


 

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