教皇の病状前日夕から悪化
(2005.4.1)

 

 教皇ヨハネ・パウロ2世の容態は、31日夕から急激に悪化、現在も予断をゆるさない状態が続いている。

 バチカンのナヴァロ・ヴァロス広報局長が1日早朝発表したところによると、教皇は尿道の強い炎症を原因に、循環器系の虚脱状態に陥っているという。

 前日午後から、教皇は泌尿器系の炎症により、高熱に見舞われ、血圧の低下も見られた。抗生物質療法で、前晩は症状が一時的に安定していた。

 教皇はご自分の希望により、入院されずにバチカン宮殿内で医師団の治療を受けている。

 ナヴァロ局長によれば、教皇は意識ははっきりしており、落ち着いておられ、この早朝にはミサを共同司式された。

 国務長官のソダノ枢機卿ら側近を始めとするカトリック教会関係者、また世界中の信者らは教皇のために祈っている。


 

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