教皇ヨハネ・パウロ2世、逝去
(2005.4.2)



 第264代目ローマ教皇、ヨハネ・パウロ2世は、4月2日21時37分、バチカン宮殿において逝去された。

 教皇は、インフルエンザによる喉頭炎で今年2月1日に入院し、10日に退院。その後、症状の再発で同月24日に再入院、気管切開手術を受けられた。3月13日にバチカンに戻ってから静養を続けられつつ、聖週間や復活祭の行事に姿を見せられた。30日午前、宮殿の書斎の窓から巡礼者らを祝福されたのが、公に姿を見せられた最後となった。

 31日午後から病状が急変、尿路の感染症から高熱を発し、翌1日には心臓・腎臓・呼吸器機能も低下。2日に入り再び高熱に見舞われ容態悪化の中、最後まで平安と祈りのうちに息を引き取られた。

 享年84歳。今年5月に迎える85歳の誕生日までわずかだった。教皇在位期間は、26年5ヶ月余り。

 教皇の逝去に伴い、「カメルレンゴ」(教皇空位期間の教皇代行者)である、エドゥアルド・マルティネス・ソマロ枢機卿が、新教皇選出までの、教会の様々な責務を執行する。

 教皇の告別式、葬儀ミサなどの日程は、追って発表される。

 
  2日夜、バチカンの聖ペトロ広場にはローマ市民や多くの巡礼者が集い、教皇のためにロザリオの祈りを唱えていたが、サンドリ大司教が教皇の逝去を告げると、それは冥福を願う沈黙の祈りへと変わった。

 信者らは現代のカトリック教会に大きな足跡を残し、平和のために尽くした教皇の死去の知らせを深い悲しみをもって受けとめた。

 

            → 教皇ヨハネ・パウロ2世略歴

              教皇ヨハネ・パウロ2世の
               在位中の主な出来事
             
→(1978〜1989)
               →(1990〜1994)
               →(1995〜1999)
               →(2000〜2005)

 

 

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