伝統にのっとり教皇の納棺の儀
葬儀ミサ前に
(2004.4.8)

 

 教皇ヨハネ・パウロ2世の葬儀がとり行われた8日、ミサの開始前に、人々の弔問のため聖ペトロ大聖堂内に安置されていた教皇の遺体を棺に納める儀式が行われた。

 この儀式にはカメルレンゴ(教皇空位期間における様々な手続きの執行責任者)のマルティネス・ソマロ枢機卿のほか、国務長官ソダノ枢機卿、ローマ教区司教代理ルイーニ枢機卿らが立会い、教皇秘書のジビッシュ大司教や教皇の身の回りの世話をしていた人々などもこれを見守った。

 式では教皇典礼管理室儀典長のマリーニ大司教が、教皇ヨハネ・パウロ2世、カロル・ボイティーワの誕生から死に至るまでの略歴とその死を確認する「ロジト」と呼ばれる公証文を読み上げ、簡素な糸杉の棺に納められた教皇の顔に同師とジビッシュ師が白い絹布を覆いかけた。

 ソマロ枢機卿が遺体を聖水で祝別した後、マリーニ師が棺の中に教皇の在位中の記念メダルの入った袋と、羊皮紙に書かれた先の公証文を納め封印した筒を共に入れた。これは、名前や在位期間等、教皇のアイデンティティを証明するものとして、伝統的に入れられるもの。

 これらが終わった後、教皇の棺は閉じられ、世界中の参列者が待ちうける聖ペトロ広場へと運ばれていった。


 

 

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