アパレシーダの聖母
ブラジルの保護者宣言から75年
(2005.8.1)

 

 教皇ベネディクト16世は、「アパレシーダの聖母」がピオ11世によってブラジルの保護者として宣言されてから今年で75周年を迎えることに、同国の教会関係者にお祝いのメッセージをおくられた。

 ブラジルで深く崇敬されているアパレシーダの聖母には以下のような由来がある。1717年のある日、パライーバ川で貧しい漁師たちが網を打っていると、最初に胴、次には頭と、2度にわたりテラコッタ製の聖母像がかかった。その日はまったくの不漁だったが、この出来事に驚き勇気付けられた彼らが再び網を投げ入れると、魚が船にあふれるほどの大漁となった。

 漁師の一人が聖母像を家に持ちかえり、その妻が像の頭と胴を接着し祭壇に据え、以来家族や近隣の人々がその前でロザリオを唱えるようになった。その後、聖母像にまつわる数々の奇跡が伝えられ、多くの巡礼者が訪れるようになり、川底から「現れた(アパレシーダ)無原罪なるわれらが婦人」への信心はブラジル中に瞬く間に広がっていった。

 教皇ピオ11世は1930年アパレシーダの聖母をブラジルの保護者と宣言。同国では毎年10月12日はアパレシーダに捧げる国民祝日となっている。

 アパレシーダ聖母巡礼聖堂には常に巡礼者の波が絶えない。1967年に教皇パウロ6世は聖母像に金の薔薇を捧げられた。1980年には、教皇ヨハネ・パウロ2世によって新しい巡礼聖堂の献堂式が行われている。

 

 

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