教皇ベネディクト16世の兄ゲオルグ・ラッツィンガー師(81)は、3日午後、不整脈のため、ローマのジェメッリ病院に入院した。
バチカンのナヴァロ・ヴァロス広報局長によれば、ゲオルグ師は心臓ペースメーカー埋め込み手術を行い、術後の経過は順調で早期退院が見込まれるという。
同師は弟(現教皇)と共に1946年ミュンヘン・フライジング神学校に入学、1951年揃って司祭に叙階された。音楽に造詣が深く、小教区の主任司祭職の傍ら、レーゲンスブルグ司教座大聖堂の聖歌隊の指揮者を務めた。現在は引退生活を送っている。ここ数日は、カステルガンドルフォを訪れていた。
|