「雪の奇跡」記念し
ローマの聖マリア大聖堂で伝統儀式
(2005.8.5)

 

 ローマの聖マリア大聖堂(サンタ・マリア・マッジョーレ)で、5日、同聖堂の献堂の起源となった「雪の奇跡」を記念するミサが行われた。

 聖マリア大聖堂はエフェソ公会議(413年)後、神の母(テオトコス)に捧げられたローマで最初の教会で、ローマ4大バシリカの一つとして今日も巡礼者が絶えることがない。

 同大聖堂が建てられたのには、一つの有名ないわれがある。352年8月4日と5日の間の夜、教皇リベリウスとローマの裕福な貴族ジョヴァンニは、夢の中に聖母の出現を見た。聖母はエスクィリーノの丘に聖堂を建てるようにと願い、その場所を雪で示すと告げた。5日の朝、夏の盛りにもかかわらず、教皇は丘の上に清らかな白い雪が積もっているのを見た。驚いた教皇は、聖母を賛美し、その場所に聖堂の建設を命じた。

 このリベリウス時代の初期聖堂の跡に、432年から440年の間に教皇シクストゥス3世は大聖堂を建設。その後、大聖堂は初代キリスト教時代のバシリカ様式を残しながらも、各時代ごとの装飾を内外に加え、現在見る姿に発展していった。

 聖マリア大聖堂では、毎年8月5日、雪の奇跡を思い起こし、記念のミサを捧げる。

 今年も5日の朝、同大聖堂の主席司祭であるベルナルド・フランシス・ロウ枢機卿によって荘厳ミサが捧げられ、儀式の途中には、伝統にのっとり祭壇近くの天井から雪を象徴する白いばらの花びらがまかれた。

 

 

vatican radio

strumenti di navigazione links & sourcesprofessional servicewho we arethe Pope's voicebroadcasts on demandlive broadcasts

 

 

 

 



















 

 

 

 

 







 


 



 

 

trasmissioni in direttatrasmissioni on demandlink e fontilink e fontichi siamola voce del papa