詩編131:
母と共にいる幼子のように神に信頼する
教皇一般謁見
(2005.8.10)

 

 教皇ベネディクト16世は、10日、水曜恒例の一般謁見を行われた。

 先週に続き今回の謁見も参加者多数のため、会場を教皇滞在中のカステルガンドルフォからバチカンのパウロ6世ホールに移して行われた。

 この日会場の約6千人の参加者の中には、来週に迫った世界青年の日(ワールドユースデー)ケルン大会に向う世界各国の若者たちの姿も多く目立った。

 謁見中の教皇によるカケケーシス(教会の教えの解説)では、旧約聖書・詩編第131番が取り上げられた。

 詩編131は、おごり高ぶらず、小さな者でいることを選び、母の胸にいる幼子のように魂をしずめ、神に完全に信頼する人の歌。

 教皇はこの詩編がリジューの聖テレジアの霊的幼児の道を自然に想起させることを指摘、同詩編の中心を占める印象的な母と子の姿は、優しい母のような神の愛を思わせると述べられた。

 そして、真の霊的幼児となるためには、うぬぼれや傲慢の誘惑を退け、自らの弱さを認めて、神に謙虚に信頼することが大切であり、同詩編のヘブライ語原文で、この幼子が新生児ではなく乳離れした年齢の子どもを指しているように、単に盲目的・無意識的にではなく、自然のうちにも平安と自覚を持って神に身を委ねることが必要であると説明された。

 この後、参加者へ挨拶をおくられた教皇は、教会暦でこの日8月10日に記念される聖ラウレンチオ助祭殉教者を思い起こされ、勇気と福音的英雄精神を持って生きたキリスト者の輝く模範である同聖人に倣い、いつでも主の呼びかけに応えることができるようにと、信者らを励まされた。

 

 

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