東方正教会とカトリック教会双方の神学者が参加するシンポジウムが4日からアッシジで開催されている。
教皇庁立アントニアヌム大学霊性学研究所とギリシャ・テサロニケのアリストテレス大学神学部が合同で主催するこのエキュメニカルな研究会は1992年に創設されたもので、活発な意見交換と交流の場であるシンポジウムも今回で9回目を迎えた。
今回は「東方と西方の伝統における聖体、エキュメニカル対話の視点と共に」をテーマに、両教会各6人の研究者らによって発表と討論が行われている。
教皇ベネディクト16世は、同シンポジウム開催に際し、教皇庁キリスト教一致推進評議会議長ウォルター・カスパー枢機卿にメッセージをおくられ、その中で、すべてのキリスト者の一致の追求は急務であり、真理と愛をめぐる対話が神学的・典礼的観点と共に、共通の信仰を浮かび上がらせてくれるようにと、期待と励ましを寄せられた。
同シンポジウムは7日まで行われる。
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