王であるキリスト:
教皇「キリストの王国は
すべて人々への恵み」
(2005.11.20)

 

 教皇ベネディクト16世は、20日、日曜正午のアンジェラスの祈りを信者と共に唱えられた。

暖かい秋が続いていたイタリアは前日から全国的な寒波に見舞われた。冬を思わせる冷え込みの中にも、バチカンの聖ペトロ広場は大勢の巡礼者でにぎわった。

 典礼暦年最後の日曜日として「王であるキリスト」を祝ったこの日、教皇は「キリストの王国は、受肉され人となられた神のみことばを信じる者は誰でも、死ぬことなく永遠の生命を得るよう、すべての時代の人々に与えられた恵み」であると説かれた。

 そして、今年発布40周年を記念する第2バチカン公会議文書「現代世界における教会に関する司牧憲章(現代世界憲章)」を紹介され、公会議は現代人の問題や運命、世界が置かれている状況を、キリストが万物の王であるという観点から再解釈していると説明。教会の使命は常にすべての人がそれぞれの召命を完全に実現できるようキリストを告げ、証しすることにあると強調された。

 祈りの後、教皇は各国語で巡礼者らに挨拶されたが、特にこの日メキシコのグアダラハラでアナクレート・ゴンザレス・フローレスら13人の殉教者の列福式が行われることに触れられ、同国の信者らに向けスペイン語で挨拶と祝福をおくられた。

 また、典礼暦で「聖マリアの奉献」を迎える翌日、「観想修道者の日」が記念されることから、教皇は、禁域の中で祈りに捧げた生活をおくり、神とその御国の首位性を身をもって証しするすべての人々に感謝と励ましを述べられると共に、こうした人々に精神的・物質的援助が欠けることのないよう願われた。

 さらに、この日フランスで行われた交通事故犠牲者追悼日を機会に、教皇はすべてのドライバーに「慎重で責任ある運転」を呼びかけられた。

 → アンジェラスの祈り・教皇説教

 

 

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