教皇「待降節は世界刷新の希望の時」
日曜正午の集いで
(2005.11.27)

 

 教皇ベネディクト16世は、待降節最初の日曜日を迎えた27日、日曜正午のアンジェラスの祈りの集いを持たれた。

 イタリアはここ数日の悪天候で各地で雪や雨による被害が発生、大雨による増水で、ローマを横切るテベレ川もこの日は半世紀ぶりといわれる高い水位を記録した。

 こうした不安定な空模様にも関わらず、聖ペトロ広場で行われた祈りの集いには多くの巡礼者が参加し、教皇の言葉に熱心に耳を傾けた。

 祈りの前の説教で教皇は、この日から始まった待降節を、救い主の誕生を記念する希望と霊的な期待に満ちた期間として説かれた。

 教皇は、主キリストの栄光に満ちた再臨と、ベトレヘムにおけるその誕生という、二つの時を信者に思い起こさせる待降節は、キリストの再臨を目覚めて待ちながら、神の助けをもって世界を刷新するという希望を、心に再び目覚ます時でもあると述べられた。

 そして、教皇は第2バチカン公会議文書「現代世界憲章」39章の、「わたしたちは、神が新しい住まい、新しい地を用意され、そこには正義が住まうことを知っているが、新しい地に対する希望は、現在のこの地を開拓する努力を弱めるものではなく、かえってそれを励ますものであるべき」という箇所を紹介され、主の到来を持つこの期間に、目覚めつつ、よい業の中に生きることができるよう、聖母の取次ぎを祈られた。

 また後半、巡礼者への挨拶で、教皇は聖ペトロ広場で組み立て作業が始まった大型プレゼピオ(イエスの降誕を再現する馬小屋の模型)に言及されながら、すべての人々に実り多い降誕祭の精神的準備を願われた。


 
アンジェラスの祈り・教皇説教

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