教皇、カトリック大学の始業式に出席
(2005.11.25)

 

 教皇ベネディクト16世は、25日、教皇庁立聖心(サクロ・クオーレ)カトリック大学の始業式に出席された。

 聖心カトリック大学は、1921年ミラノに創立されて以来、ピアチェンツァ、クレモナ、ローマ、ブレーシャ、カンポバッソと、イタリアの各地に14学部を展開している。

 この日教皇が始業式のため訪問されたのは、医学部・外科学部のあるローマ校アゴスティーノ・ジェメッリ。大学付属病院であるジェメッリ病院は、教皇ヨハネ・パウロ2世が入院されていたことでも知られる。

 バチカンから車で到着された教皇は、大勢の学生の盛んな拍手と歓声に迎えられた。

 大講堂で行われた始業式では、ロレンツォ・オルナギ総長と、同大学の創立・後援機関であるトニオーロ研究所(ミラノ)の会長を務めるディオニジ・テッタマンツィ枢機卿の言葉に続き、教皇の挨拶があった。

 教皇は、創立時の教皇ベネディクト15世から今日に至るまでの、同大と歴代教皇との精神的交流に触れると同時に、同大付属病院に入院しておられたヨハネ・パウロ2世が身をもって示された、キリスト教的な命と苦しみの意味を思い起こされた。

 新しい世代と社会の人間的・キリスト教的発展に奉仕するという、同大創立の目標を振り返られた教皇は、信仰と理性の調和を追及し、神に向けて開かれた理性のもとに学究するというカトリック大学の挑戦課題を示された。

 そして、キリストの言葉に信頼して広い知識の海に漕ぎ出し、文化という海でキリストが必要としている「人間をすなどる漁師」となるよう、学生たちに熱い励ましをおくられた。



 

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