三位一体の主日
教皇「神は光と愛の交わり」
(2006.6.11)

 

 教皇ベネディクト16世は、バチカンで11日、日曜正午のアンジェラスの祈りを信者と共に唱えられた。

 集いの説教で、教皇はこの日典礼暦で祝われた三位一体をテーマに話され、イエスの言葉を理解させ、真理のすべてを悟らせる聖霊のおかげで、信者は、神は無限の孤独ではなく、光と愛の交わり、聖霊における父と子の永遠の対話のうちに与えられ受け取られるいのちであることを知ることができると述べられた。

 そして、この世では誰一人神を見ることはできないが、神ご自身が聖ヨハネの言うように「神は愛である」(1ヨハネ4・8,16)ことを教えてくださると話され、「わたしを愛する人は、わたしの言葉を守る。わたしの父はその人を愛され、わたしたちはその人のところに行き、そこに住む」(ヨハネ14・23)とイエスが弟子に約束されたように、キリストに出会いその友となる者は、同じ三位一体の交わりをその心に受け入れると説かれた。

 祈りの後、教皇は巡礼者への挨拶で、来る15日(木)夕方、コルプス・ドミニ(キリストの聖体)の大祝日の伝統行事として、ラテランの聖ヨハネ大聖堂前でのミサ、メルラーナ通りから聖マリア大聖堂前広場までの聖体行列、同広場での聖体降福式が行なわれることを予告され、聖体に現存される主に対するキリスト教共同体の信仰と愛を表すこれらの宗教行事に広く参加するよう信者らに呼びかけられた。

 

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