コルプス・ドミニ:
教皇によるミサと聖体行列、聖体降福式
(2006.6.15)

 

 キリストの聖体(コルプス・ドミニ)の大祝日を迎えた15日、教皇ベネディクト16世は、聖体を賛美し、聖体への信仰を表す一連の伝統行事をとり行なわれた。

 「キリストの聖体」の祝日は、「パンとぶどう酒の形色の下に復活して今も生きるイエス・キリストの現存」を称え、「聖体拝領において信者の霊的食物として与えられるキリストの御体と御血」を賛美する日。1264年、教皇ウルバヌス4世によって、全教会の祝日として定められた。三位一体の主日の直後の木曜日に祝われるが、日本を含む多くの国のカトリック教会では、三位一体の主日から一週間後の日曜日に記念される。

 教皇はこの日午後7時からローマ市内のラテランの聖ヨハネ大聖堂前でミサを捧げられた。

 ミサの説教で教皇は、聖体を礼拝する時、私たちはその恵みの大きさと出会うだけでなく、イエスの受難と十字架とも出会うと述べ、聖体の礼拝を通してイエスは私たちをご自分とその神秘へと惹きつけ、パンを聖体に変えられたように私たちをも変えようと望まれていると説かれた。

 そして、聖体行列は主ご自身について行くことと話された教皇は、人類のからだと魂のためのパンを主に祈り求められると共に、教会を一致させ、引き裂かれた人類をひとつにしてくださいと熱い祈りを捧げられた。

 ミサの後、聖ヨハネ大聖堂から聖マリア大聖堂に向けての聖体行列が行なわれた。両大聖堂を結ぶメルラーナ通りでは、この日を祝うため、家々の窓辺は掛け布やろうそくの光で彩られた。

 聖体行列にはおよそ6万人が参加。ボーイスカウトや白いドレスを着た初聖体の子どもたち、修道者や信心会の人々を先頭に、その列は長い道沿いにどこまでも続いた。聖体顕示台を据えた天蓋つきの車は、ところどころ黄色い花びらの撒かれた道をゆっくりと進み、その車の上で教皇は聖体の礼拝を続けられた。

 行列の出発時には残っていた薄明かりも、皆が聖マリア大聖堂に到着した頃には夕闇に取ってかわり、信者たちの手にするろうそくが一面に浮かび上がった。大聖堂前広場で行なわれた聖体降福式では、聖体讃歌「タントゥム・エルゴ」が歌われ、教皇は聖体顕示台を掲げて荘厳な祝福をおくられた。

 

 

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