人事:
教皇、ソダノ国務長官の引退を受諾
9月より後任にベルトーネ枢機卿
(2006.6.22)

 

 教皇ベネディクト16世は、22日、教皇庁国務長官アンジェロ・ソダノ枢機卿の定年を理由とする引退願いを受諾されると共に、今年9月15日まで現職に留まることを依頼された。

 そして、来る9月15日には、教皇は教皇庁国務省の新しい長官として、現ジェノバ大司教のタルチジオ・ベルトーネ枢機卿を任命される。

 この機会に教皇は国務省の責任者および職員らを謁見に招かれ、ソダノ枢機卿の教皇庁への長きに渡る寛大な奉仕に改めて感謝を表されると同時に、新しい長官を紹介される予定。

 新国務長官となるベルトーネ枢機卿は、1934年、イタリア・トリノ県ロマーノ・カナヴェーゼ生まれ、71歳。ヴァルドッコのオラトリオで学び、1950年、サレジオ修道会に入会。1960年に司祭叙階。1967年よりローマのアテネオ・サレジアーノ(現在のサレジオ大学)で倫理神学、法学(教会法、国際法、児童法)を教え、74年から76年まで神学部長、1989年には同大学の学長となった。1991年、ヴェルチェッリの司教に。1995年、教皇庁教理省局長となり、当時同省長官であったラッツィンガー枢機卿(現教皇)の片腕として働いた。2002年、ジェノバ大司教となり、翌年、枢機卿に任命された。

 一方、9月に国務長官を引退するソダノ枢機卿は、1927年、イタリア・アスティ生まれ。1950年、司祭叙階。1959年より教皇庁入りし、外交官として、エクアドル、ウルグアイ、チリへ。1977年、チリの教皇大使となり大司教に。1988年、国務省外務局長。1990年、国務長官代理、1991年、枢機卿任命と共に、国務長官に。以来15年にわたり、ヨハネ・パウロ2世とベネディクト16世の傍らでその重任を果たした。2005年4月、現教皇の登位後、枢機卿会の主席を務めている。

 

 

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