教皇、伊アブルッツォ州の
マノペッロを巡礼
(2006.9.1)

 

 教皇ベネディクト16世は、1日午前、イタリア・アブルッツォ州マノペッロの「聖なる御顔巡礼聖堂」を訪問された。

 マノペッロはアペニン山脈中にある人口5千6百人の小さな町。町のはずれにある巡礼聖堂は、キリストの顔を人為的ではない形で映し出したものと言い伝えられる「聖なる御顔のベール」で知られる。

 このベールの由来はカプチン会士ドナート・ダ・ボンバ神父の「史録(1640年)」に詳しく記されている。これによれば、ベールは1506年頃、一人の巡礼者よりアブルッツォの医者に手渡されたという。その後、ベールは人の手を渡りやがてマノペッロのカプチン会に贈られ、会士らはそのベールを銀の額に入れ今日まで大切に保管してきた。

 今年はこのベールが伝えられて500年にあたることに加え、ローマ教皇の同巡礼聖堂への初めての訪問とあって、地元の信者たちは教皇を熱心に歓迎した。

 カステルガンドルフォからヘリコプターで到着された教皇は、おおぜいの信者たちに迎えられながら巡礼聖堂に入られ、聖なる御顔のベールの前で祈りの時を持たれた。

 教皇は人々の温かい歓迎と喜び輝く顔に「南イタリアのすべての美しさを見る思い」と述べられ、この出会いの喜びは「生きた信仰、交わり、信仰が作り出す平和のしるし」であると、教会が一つの大きな家族であることの実感を表された。

 また、教皇は病気の人々のために祈りを約束され、若者たちや初聖体の子どもたちにも特別な挨拶をおくられた。

 そして、「詩編が言うように、私たちは皆、主の御顔を求めています。絶えずますます主の御顔を知り、そして主の御顔から愛と、私たちの歩むべき道を示してくれる平和の力を皆で共に汲み取りましょう」と信者たちに励ましの言葉を述べられた。

 

 

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