マルクトル・アム・イン
教皇、生まれ故郷の町を訪問
(2006.9.12)

 

 教皇ベネディクト16世は、11日夕、ご自身の出生地マルクトル・アム・インを訪問された。

 夕暮れの町に到着された教皇は、ご自分と同年代の人々から子どもたちに至るまで町中の人々の歓迎を受けられた。 教皇は人垣の間を歩かれながら、年配の人々と親しく言葉を交わされ、皆と握手し、教会の侍者の子どもたちに励ましをおくられた。

 教皇は町の小教区教会、聖オズワルド教会に入られた。1927年4月16日、教皇は出生の同日にこの教会で洗礼を受けられた。教会そのものはその後改修などで新しくされたが、古い石の洗礼盤はそのままになっている。教皇は感慨に満ちたご様子で兄のゲオルグ師と共に洗礼盤の横にたたずみ、長い沈黙の祈りを捧げられた。

 町を出発された教皇は、途中で教皇の訪問を記念して建てられたモニュメントの前で車から降りられ、再び人々との交流を持たれるなど、最後までなごりを惜しまれた。

 この後、教皇はレーゲンスブルグに向かわれ、同地の大神学校に宿泊された。

 

 

 

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