バイエルン訪問:
教皇、両親らの墓参りなど
静かなひととき
(2006.9.13)

 

 バイエルン司牧訪問も終了に近づいた13日の午後、教皇ベネディクト16世は公的な行事をしばし離れ、プライベートな時間を過ごされた。

 同日午前中、レーゲンスブルグの旧礼拝堂のオルガンを祝別された教皇は、正午には同市内にある兄のゲオルグ師の家に赴かれ、昼食を共にされた。

 また、夕方からはゲオルグ師と共に、両親と姉の墓のあるツィゲッツドルフの墓地を訪れた。教皇は墓前で祈りを捧げられた後、墓地に付随した聖ヨーゼフ教会でも祈られた。

 この後、教皇はレーゲンスブルグから4キロの小さな町ペントリングに立ち寄られた。

 ペントリングは、ドナウ湖畔の緑豊かな町で、人口は数千人。教皇はレーゲンスブルグ大学の教授時代、この町に住んでおられ、現在も家を所有されている。

 教皇はペントリングの自宅で、バチカンへの帰国を翌日に控え静かなひとときを過ごされた。

 夜、ペントリングを発たれ、レーゲンスブルグの大神学校に戻る前に、教皇は近所の人々に挨拶をおくられ、この町への愛着と温かく迎えてくれた人々への心からの感謝を表された。

 

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