レーゲンスブルグ大での
教皇の講演について
国務長官の声明
(2006.9.16)

 

 教皇ベネディクト16世が今月12日ドイツ・レーゲンスブルグ大学で行なった講演中のある表現がイスラム世界の反発を招いていることに対し、教皇庁国務長官タルチジオ・ベルトーネ枢機卿は教皇の深い遺憾の念を伝えると共に、講演内容の真意を明らかにする説明を行なった。

 ベルトーネ枢機卿は、教皇のイスラム教に対する立場は、第二バチカン公会議文書『キリスト教以外の諸宗教に対する教会の態度に関する宣言』に記された「教会のイスラム教徒に対する尊重」にあるとおりと述べると共に、教皇が諸宗教・文化間の対話を積極的に望まれ、和解と相互尊重に心を砕いておられることは2005年8月20日にケルンで行われたイスラム共同体との集いなどでも明らか、としている。

 また、レーゲンスブルグ大学での講演で教皇が引用したビザンチン皇帝マヌエル2世の言葉は、決して自分の意見としてではなく、学術的文脈の中で使用したに過ぎず、講演の意図したところは、その内容を注意深く読むことでわかるように、宗教と暴力の関係についての考察であり、どの側においても宗教を理由とするあらゆる暴力に対する明確で根本的な拒絶を説いたものであると、説明している。

 教皇は講演のある箇所がイスラム教徒の心情を害し、ご自分の意図とはまったく異なる解釈をされる可能性があったことを大変残念に思われており、その言葉の真の意味を理解して欲しいと望まれている旨を、同枢機卿は伝えた。

 

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