教皇ベネディクト16世は、30日、定期訪問のためバチカンを訪れたギリシャ司教団とお会いになった。
宗教人口の大多数が正教会に属するギリシャでは、カトリック信徒はおよそ20万人で、そのうちギリシャ人信者は約5万人、残りは他国からの信者が占める。こうしたことから、教皇は増加する移民の信者への司牧対応の必要性を示された。
また、教皇はこの機会にクリストドウロス大主教をはじめ同国の正教会関係者への挨拶を託され、正教会とカトリック教会との対話と協力が今後も強まることを希望された。