使徒聖パウロの教えと霊性テーマに
教皇一般謁見
(2006.11.8)

 

 教皇ベネディクト16世は、バチカンで8日、水曜恒例の一般謁見を行なわれた。

 秋晴れの下、会場の聖ペトロ広場にはおよそ1万5千人の巡礼者が集った。

 謁見中のカテケーシス(教会の教えの解説)で、教皇は前回に続き使徒聖パウロについての考察を行なわれ、劇的なキリストへの回心を遂げたパウロにとって、キリストは彼の生命そのもの、以後の使徒職を生かし支えるものとなっていったことを説明された。

 教皇は、特に使徒パウロが強調する信仰の価値に注目され、「人が義とされるのは律法の行いによるのでなく、信仰による (ローマ3,28)」のであり、それは「キリスト・イエスによる贖いの業を通して、神の恵みにより無償で義とされる(ローマ 3,24)」とする彼の教えを示された。

 回心後のパウロはイエスとの出会いにより、生きるということに完全に新しい方向性を見出し、「わたしが今、肉において生きているのは、わたしを愛し、わたしのために身を献げられた神の子に対する信仰によるものです」(ガラテア 2, 20)と言いきるように、キリストと共にキリストを生きる者となったことを教皇は指摘。

 信仰と洗礼によって、主キリストの死と復活に参与したゆえに、私たちは今キリストの中に生き、またキリストは私たちの中に生きている、私たちとキリストとのこの神秘的な一致は決して何ものによっても引き離すことができないという、パウロの偉大な霊性を観想された。

 そして、教皇は、パウロが私たちに与えてくれる信仰における勇気や励ましに支えられて、喜びの時も苦しみの時も人生と向き合っていくよう呼びかけられた。

 → 教皇一般謁見・カテケーシス

 

 

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