感染症患者への積極的支援を
教皇、保健従事者会議関係者に
(2006.11.24)

 

 教皇ベネディクト16世は、24日、教皇庁保健従事者評議会の会議参加者に挨拶をおくられた。

 同評議会(議長:ハビエル・ロサーノ・バラガン枢機卿)は、このたび「感染症医療に関する司牧的考察」をテーマに、感染症医療の精神的・倫理的側面における教会の教えを広め、医療関係者および患者の関心を高めることを目的とした国際会議を開催した。

 会議参加者への言葉で教皇は、科学や医療技術、社会の発達にも関わらずいまだ人類の脅威となっている感染症の現状を見つめ、これらの疾病と闘い、患者らの苦痛を和らげるための努力をたゆまず続けなければならないと述べられた。

 教皇は感染症医療に対する教会の取り組みとして、特に患者の近くにいることの大切さを説かれた。病者らを拒むことなく、彼らの体の健康のみならずその尊厳をも取り戻させたキリストに倣い、数多くの聖人たちが自らの生涯を病者のために捧げたことを思い起こされた教皇は、この教会の豊かな伝統を絶やすことなく、愛の業を通して福音を証しするよう呼びかけられた。

 そして、身体的な美や健康のみを関心とする現代社会において感染症患者に対する先入観や無関心、疎外などが見られる中、苦しみの神秘の中にキリストを見つめ、様々な公共機関との協力のもと患者を積極的に支援するよう教会関係者らを励まされた。

 

vatican radio

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