トルコ訪問:教皇、エフェソスへ
「マリアの家」でミサ
(2006.11.29)

 

 教皇ベネディクト16世は、トルコ司牧訪問2日目の29日、エフェソスでカトリック共同体と共にミサを捧げられた。

 トルコ内陸のアンカラから、空路でエーゲ海側の都市イズミールに移動された教皇は、さらに車でエフェソスに向かわれた。

 エフェソス(エフェソ)は、古代ギリシャの植民地として建設され、小アジアの都市として繁栄した。早くからキリスト教が伝わり、初期キリスト教共同体が形成されたことでも知られる。

 特に、エフェソスにある「マリアの家」は、十字架上のイエスから福音記者聖ヨハネに託された聖母マリアが、その晩年にヨハネと共に住んだと言われる場所として、重要な巡礼地となっている。

 エフェソスに到着された教皇は、「マリアの家」で祈りの時を持たれ、続いて隣接する広場でミサを捧げられた。

 イスラム教徒が99パーセントを占めるトルコにおいて、カトリック信徒は全土でわずか3万2千人の小数派の存在。この日、教皇ミサのためトルコ各地から訪れたおよそ千人の巡礼者は、ラテン、アルメニア、カルデイ、シリア典礼など様々な典礼のカトリック共同体で構成されていた。教皇のトルコ司牧訪問に対する信者たちの感激は大きく、教皇も司祭や信者たちの手を取り、言葉を交わし、祝福を与えられた。

 教皇はミサの説教で、この訪問を通して、ご自分のみならず、普遍の教会の愛と精神的一致をトルコの共同体に伝えたかったと述べられ、日常的に困難に直面するこの小さな群れに大きな励ましを与えられた。

 エフェソス訪問後、教皇はイスタンブールに向かわれ、バルトロメオ1世エキュメニカル総主教との出会いを持たれた。

 

 

 

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