教皇トルコ訪問:
イスタンブールで
バルトロメオ1世総主教との出会い
(2006.11.30)

 

 教皇ベネディクト16世は、トルコ訪問3日目の30日、イスタンブールで、バルトロメオ1世エキュメニカル総主教をはじめ、東方教会関係者との交流を深められた。

 前日29日、エフェソスからイズミール経由でイスタンブール入りされた教皇は、到着の空港で、バルトロメオ1世エキュメニカル総主教と、アルメニア教会総主教メスローブ2世、シリア正教会のフィルクシノス・ユスフ・セティン府主教に温かく迎えられた。

 夕方、教皇はイスタンブール市内のエキュメニカル総主教座聖ゲオルギオス聖堂を訪問、バルトロメオ1世総主教と共に祈りに参加された。この後、教皇は隣接の総主教館でバルトロメオ1世と会談された。教皇はキリスト教の歴史が豊かに刻まれたこの地で、正教会とカトリック教会の信仰に基づく兄弟愛を確認することに大きな喜びを表された。

 ローマ教皇のエキュメニカル総主教庁訪問は、パウロ6世(1967年)、ヨハネ・パウロ2世(1979)以来。これらに先立つ1964年、パウロ6世はアテナゴラス総主教とエルサレムで会見をし、翌1965年、両教会は相互の破門を取り消し、長きに渡る分裂から歴史的な和解をしている。

 一夜明け、エキュメニカル総主教庁の保護者、聖アンデレの祝日を迎えた30日、教皇は総主教座聖堂での荘厳な聖体礼儀に参列された。この中で教皇は兄弟使徒、聖ペトロと聖アンデレの絆は、ローマとコスタンティノープルの両教会の特別な絆を示すものと強調され、これからも完全な一致への歩みを続けながら、両使徒のように共にキリストの福音を世に証して行こうと呼びかけられた。

 聖体礼儀の終了後、総主教と教皇は兄弟的な抱擁を交わし、総主教館の中庭に面したバルコニーから信者らに共に祝福をおくった。

 この後、両者は、神が望まれる一致への歩みと、命、人権、平和、環境の保護と、貧困や、戦争・テロリズム問題などへの共通の取り組みを述べた共同宣言に署名した。

 教皇は同日夕方には、イスタンブール市内のアヤ・ソフィア(聖ソフィア)博物館とブルーモスクを訪問され、アルメニア教会総主教、シリア正教会府主教、トルコの首席ラビと相次いで会見された。

 

 

vatican radio

strumenti di navigazione links & sourcesprofessional servicewho we arethe Pope's voicebroadcasts on demandlive broadcasts

 

 

 

 



















 

 

 

 

 







 


 



 

 

trasmissioni in direttatrasmissioni on demandlink e fontilink e fontichi siamola voce del papa