教皇、スペイン広場で聖母に捧げる祈り
「悪を拒み、愛である神に回心できるように」
(2006.12.9)

 

 教皇ベネディクト16世は、無原罪の聖マリアの大祝日である8日の午後、ローマ市内のスペイン広場で伝統の宗教行事を行なわれた。

 イタリアでは久しぶりの3連休とあって、スペイン広場周辺は大変な人出を記録した。街路灯が少しずつともりだした夕方、広場では教皇の到着をローマの市政や教会関係者、そして多くの市民・観光客が出迎え、聖母への祈りを共にした。

 教皇はスペイン広場に隣接するミニャネッリ広場の無原罪の聖母の記念碑に向かわれた。聖母像を頂点に戴く巨大なコリント柱の足元が、朝からローマの市民や各種団体が捧げた花々で埋められている中、教皇もバラをいっぱいに盛った大きな花かごを祝別して贈られた。

 教皇は、創造主の救いのご計画を承諾を示す「はい」という言葉で受け入れ、人類のために救いの道を開いたマリアに倣い、私たちも主のみ旨にいつも「はい」と答え、愛である神に回心できるように、また、人権を尊重し、権力、金銭、快楽の欺瞞、不正な儲けや腐敗、偽善、利己主義、暴力などあらゆる悪を拒むことができるようにと祈られた。

 そして、特に困難の中にある人々、保護されず、疎外された人々、また、儲けなどを目的とした社会の犠牲になっている人々を聖母に託された。

 聖歌の調べに見送られスペイン広場を後にした教皇は、この日の最終行事としてサンタ・マリア・マッジョーレ聖堂に向かわれ、礼拝堂内の聖母画「サルス・ポプリ・ロマーニ(ローマ人の救い)」の前で祈りの時を持たれた。

 → スペイン広場での教皇の祈り

 

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