トルコ訪問:
教皇、アヤソフィアとブルーモスクへ
(2006.12.1)

 

 教皇ベネディクト16世は、30日午後、イスタンブールのアヤソフィア博物館とブルーモスクを訪問された。

 アヤソフィアは、コンスタンティヌス2世が360年、神の英知に捧げて建てたキリスト教教会を起源とし、404年と532年の火災を経た後、ユスティニアヌス1世の命によって再建、537年巨大なドームを持つ壮大なバシリカが献堂された。1453年、オスマン帝国によるコンスタンティノープル占拠により、教会はモスクとなり、1935年には、トルコの建国の父アタテュルクの命により博物館となった。教皇パウロ6世とヨハネ・パウロ2世もアヤソフィアを訪れている。

 教皇は博物館館長の案内のもと、アヤソフィアを見学され、訪問者録に「違いの中で、私たちは唯一の神への信仰を前に共に出会います。神が私たちを照らし、愛と平和への道を見出させてくださいますように」と記帳された。

 続いて教皇は、通称ブルーモスクとして知られるスルタン・アフメット・ジャミィに向かわれた。

 イスタンブールのグランドムフティ(イスラム教最高指導者)に迎えられた教皇は、モスクの入り口で靴を脱がれ、内部に入られた。教皇はここでも感嘆したご様子でモスクを見学され、グランドムフティと共に並び、目を閉じ、深い黙想をされた。

 教皇は訪問の終わりに、共に祈りの時を持てたことをグランドムフティに感謝された。この出会いでグランドムフティは教皇に、一羽の鳩の絵に「全能の憐れみ深き神」とアラブ語を添えた青いタイルを贈り、教皇は数羽の鳩が同じ瓶から水を飲む様を描いたモザイク画を贈られた。平和の象徴の交換を喜ばれた教皇は「私たちは兄弟愛と一致への道を続けなければなりません。対話はそれぞれの信仰に反対するものではなく、互いの心を開くものです」と述べられた。

 

 

 

 

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