ブラジル司牧訪問:
教皇、聖母巡礼の地アパレシーダへ
(2007.5.12)

 

 ブラジル司牧訪問中の教皇ベネディクト16世は、11日夜サンパウロを後にされ、アパレシーダに移動された。

 サンパウロ州東部に位置するアパレシーダは、ブラジルの保護者「アパレシーダの聖母」と深いつながりを持つ同国の重要な巡礼地。

 この巡礼地の歴史は、18世紀初頭に遡る。1717年のある日、3人の漁師がパライーバ川で漁をしていたが、その日はまったくの不漁であった。しかし、何回目かに投げ入れた網に頭のない聖母像がかかった。漁師たちが再び網を打つと、次には聖母の頭が引き上げられた。勇気付けられた漁師たちがまた網を入れると今度は驚くほどの大漁となった。

 漁師の一人はこの聖母像を家に持ち帰り、近所の者たちがこの像の前でロザリオを唱えるようになった。聖母から得た様々な恵みが伝えられ、アパレシーダ(現われた)の聖母への信心はブラジル全土に広がっていった。

 1734年、聖母像のために礼拝堂が建てられ、1834年に現在の旧聖堂の礎石が据えられた。1930年、アパレシーダの聖母は教皇ピオ11世によってブラジルの保護者と宣言された。さらに1955年、壮大な新聖堂の建設が始まり、教皇ヨハネ・パウロ2世は1980年のブラジル訪問で建設中のバシリカを祝別されている。1984年にアパレシーダの聖堂は国の聖地として宣言された。現在、同地には年間700万人の巡礼者が訪れる。

 この夜、アパレシーダに到着された教皇は、人々の熱心な歓迎を受けながら、宿泊先である地元の神学院に向かわれた。

 アパレシーダ入りによって、教皇のブラジル司牧訪問は後半部を迎えた。教皇は12日グアラチンゲタを半日訪問され、13日には同地で開催される第5回ラテンアメリカ・カリブ司教協議会総会の開会ミサをとり行わる。

 

 

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