ブラジル:
教皇、グアラチンゲタの
更生支援共同体を訪問
(2007.5.12)

 

 教皇ベネディクト16世は、12日午前、滞在先のアパレシーダからグアラチンゲタに半日の訪問を行なわれ、同地の更生支援コミュニティーの関係者と交流された。

 サンパウロ州グアラチンゲタは、アパレシーダからおよそ30キロの町。

 教皇が訪問された更生支援共同体「ファゼンダ・ダ・エスペランサ(希望の農場)」は、1979年にドイツ出身のフランシスコ会士ハンス・スタペル神父によって創始された。グアラチンゲタで生まれた同共同体は、現在ブラジル国内のほか、メキシコ、グアテマラ、パラグアイ、アルゼンチン、モザンビーク、ドイツ、ロシア、フィリピンに32のコミュニティーを持つまでになった。

 同共同体では、特に麻薬中毒患者、若い未婚の母、生活に困窮する家族や、ホームレスの人々、エイズの末期患者らを迎え入れている。

 ファゼンダ・ダ・エスペランサに到着された教皇は、まず共同体内の教会で聖クララ会の修道女たちとお会いになった。

 教会内でしばし祈りの時を持たれた教皇は、観想生活をおくる修道女らに、静かな祈りの力を通して究極の愛の業のうちに神と隣人のため愛の掟を生き、希望の福音のメッセージを伝えて欲しいと願われた。

 続いて教皇はファゼンダの運動場で共同体の関係者や家族、支援者らとお会いになった。

 共同体の若者たちが教皇に歓迎の挨拶をおくり、これまでの苦しみと再び見出した希望を語った。参加者らの感動は非常に大きく、教皇も共同体のメンバーを愛情を込めて抱擁された。

 「人生のある時、イエスがやって来て心の扉を静かにたたきます」と教皇は話しながら、しかし神は個人の自由を束縛も強制もせず、ただ私たちの良心をさらに気高いものへと開かせると説かれた。

 また、広がる麻薬中毒の問題に触れた教皇は、麻薬を流通させる者たちを厳しく非難された。

 教皇は多くの人々の魂に希望を新たにされた神に感謝され、共同体関係者に「希望の大使」となるよう力強い励ましをおくられた。

 グアラチンゲタを後にされた教皇はアパレシーダに戻られ、第5回ラテンアメリカ・カリブ司教協議会総会関係者らと昼食を共にされた。

 さらに同日夜には、アパレシーダ巡礼聖堂でブラジルの司祭・修道者・助祭らとロザリオの祈りの集いを持たれる。

 

 

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