教皇、武力衝突続く聖地に
平和アピール
(2007.5.20)

 

 教皇ベネディクト16世は、バチカンで20日正午、レジナチェリの祈りを信者と共に唱えられた。

 この集いで教皇は、パレスチナ自治区ガザ地区における派閥間の衝突に加え、イスラエル側へのミサイルの撃ち込み、さらにそれに対する応酬としての攻撃など、暴力の連鎖が続く聖地の状況に苦悩を表された。

 神の名においてこの暴力の悲劇に終止符を打つようアピールされた教皇は、パレスチナ、イスラエル双方の住民のために祈られた。

 教皇は暴力を抑えつつ対話のうちに合意への道を取り戻すようすべてのパレスチナ自治政府関係者の責任感に訴えると共に、イスラエル政府に抑制を、国際社会に和平推進の努力を呼びかけられた。

 祈りの前の講話で教皇は、特に先日行なわれたブラジル司牧訪問を感謝をもって思い起こされ、アパレシーダで現在開催中の第5回ラテンアメリカ・カリブ司教協議会総会と、同大陸の人々のために祈られた。

 また、この日がカトリック教会の「世界広報の日」(2007年度テーマ「子どもとメディア:教育のための挑戦」)であることを紹介された教皇は、今日の教育問題はマスメディアと切り離すことができず、今やマスメディアの影響は学校や教会、家庭さえと張り合うほどであることを指摘された。

 教皇は、マスメディアの正しい使用に向けて、青少年にマスメディアに対する選択能力と批判的精神、審美的・倫理的規範を育てるよう保護者や教師や教会共同体の取り組みを願われる一方、マスメディア側にも人間の尊厳や結婚・家庭の価値を推進し、文明の発展に貢献する努力を訴えられた。

 最後に、教皇はこの日曜日多くの国の教会で主の昇天が祝われたことに触れ、復活されたイエスは天の御父のもとに帰ることで、私たちに永遠のいのちへの道を開き、聖霊の恵みを受けることができるようにしてくださったと述べ、教会全体が新たな聖霊降臨を迎えることができることができるように聖母と一致して祈るよう信者らを招かれた。

 → レジナチェリ・教皇説教

 

 

 

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