ブルガリアとマケドニアの使節訪問
聖チリロ・聖メトジオの記念に
(2007.5.25)

 

 教皇ベネディクト16世は、24日、ブルガリアとマケドニアの使節の訪問を相次いで受けられた。

 これらの使節団は、両国で5月24日に記念される聖チリロ(キリル)と聖メトジオ(メトディウス)の祝日を機にローマを訪れた。

 「スラブ民族の使徒」と呼ばれる聖チリロ隠世修道者・聖メトジオ司教の兄弟は、東欧に福音を広く述べ伝え、キリスト教を通して東西ヨーロッパを結ぶかけ橋となった。

 両聖人は9世紀初頭、ギリシャのテサロニケの生まれ。そろってモラヴィアへの宣教に派遣された。聖チリロはスラブ文字を考案、これを用いてギリシャ語の聖書などをスラブ語に翻訳することで大いに布教に役立てた。二人が896年ローマに教皇を訪問した際、聖チリロは病に倒れ、ローマに葬られた。再びモラビアに戻った聖メトジオは司教となり、投獄や妨害など多くの苦難を乗り越えながらもその身を完全に宣教と司牧に捧げた。

 政府代表者や東方教会およびカトリック教会の関係者などからなる両国の使節は、この朝、ローマ市内の聖クレメンテ教会にある聖チリロの墓に巡礼した。

 教皇はブルガリアの使節に対する挨拶で、他のヨーロッパ諸国とのより完全な一致を目指して歩む同国に励ましをおくられた。

 また、教皇はマケドニア使節団に対し、東西の文化・伝統の交差する同国において、これからも聖チリロと聖メトジオの精神遺産を生かし大切に守って欲しいと希望された。

 

 

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