コルプス・ドミニ:
教皇「聖体は現代という砂漠の糧」
(2007.6.7)

 

 キリストの聖体(コルプス・ドミニ)の大祝日を記念した7日、教皇ベネディクト16世によって一連の宗教行事が行なわれた。

 「キリストの聖体」の祝日は、「パンとぶどう酒の形態のもとに復活して今も生きるイエス・キリストの現存」を称え、「聖体拝領において信者の霊的食物として与えられるキリストの御体と御血」を賛美する日。三位一体の主日(聖霊降臨後第1の主日)の直後の木曜日に祝われるが、日本を含む多くの国のカトリック教会では、同じ週の日曜日に記念される。

 同日夕方、ローマ市内のラテランの聖ヨハネ大聖堂前で行なわれた教皇ミサには、地元の信者や世界各国の巡礼者らおよそ10万人が参加した。

 ミサの説教で教皇は、イスラエルの民のマンナのように、すべてのキリスト者にとって聖体とは、人間の生活を推進するのではなくむしろ卑しめるイデオロギーや経済システム、愛と奉仕とは異なる権力の論理によって枯らされたこの世の砂漠を横切るためのいのちの糧であると述べられた。

 さらに、イエスが5つのパンと2匹の魚を裂いて弟子たちに渡し群集に配らせたように(ルカ9,11b-17)、この愛の恵みは「すべての人々のもの」であり、キリスト者はそれぞれの召命をもってイエスと共に自分を兄弟たちに捧げ奉仕するよう招かれていると説かれた。

 ミサの後、聖マリア大聖堂に向けて厳かな宗教行列が行なわれた。伝統衣装に身を包み宗教行事用の旗を掲げた信心会の人々や、修道者、初聖体を控えた子どもたちを先頭に、大勢の聖職者や信者たちの行列が途切れることなくメルラーナ通りの長く緩い坂道を上っていった。天蓋をかけた車に安置された聖体顕示台の前で教皇はひざまずき礼拝を続けられた。聖体の到着する頃には、聖マリア大聖堂の鐘が鳴り響き、人々の手にするろうそくの光が広場や道を埋めた。

 聖体降福式が行なわれた聖マリア大聖堂前には、この日のためにインフィオラータ(花のじゅうたん)が敷かれた。聖体は花びらの上を進み、大聖堂前に設けた祭壇上にもたらされた。

 教皇は皆と共に聖体賛歌「タントゥム・エルゴ」を歌い、深い祈りの後、聖体顕示台を掲げて会衆を祝福された。

 

 

 

 

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