教皇、ブッシュ米大統領と会談
中東・アフリカなどテーマに
(2007.6.9)

 

 教皇ベネディクト16世は、9日、米国のジョージ・W・ブッシュ大統領を迎えられた。

 8日夜ローマ入りしたブッシュ大統領は、翌日午前イタリア大統領との会見後、バチカン宮殿に教皇を訪問した。

 教皇と大統領の会談はなごやかな雰囲気のもとおよそ30分にわたって行われた。

 会談に移る前、教皇はブッシュ大統領に終了したばかりのハイリゲンダム・主要国首脳会議の結果や、同会議のテーマの一つであったアフリカ支援についても質問された。大統領はこれに対しサミットはよい結果であったと述べた。

 続いて入った教皇と大統領の個人会談では、イスラエルとパレスチナ、レバノンなど中東問題や、憂慮すべきイラクの情勢と特に同国のキリスト共同体の危機的状況など、国際政治問題が話題の中心となり、教皇は地域的かつ交渉的な紛争解決方法を改めて強調した。

 この中ではまたアフリカの発展や、ダルフール問題、さらにラテンアメリカ情勢についても意見の交換が行なわれた。

 最後に、今日の倫理・宗教問題が取り上げられ、人権、信教の自由、命の推進と保護、結婚、家族、青少年教育などがテーマとされた。

 ブッシュ大統領は、この後、教皇庁国務長官タルチジオ・ベルトーネ枢機卿と、外務局長ドミニク・マンベルティ大司教とも会談。さらに、午後アメリカ大使館でカトリック系支援組織の聖エジディオ共同体の代表とも会見し、アフリカにおける人道支援などについて話し合った。

 

 

 

vatican radio

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