オーストリア訪問:
教皇、ウィーンの大聖堂でミサ
(2007.9.9)

 

 教皇ベネディクト16世は、訪問先のウィーンで9日、市民参加のミサを捧げられた。

 7日から始まった教皇のオーストリア司牧訪問は、この日最終日を迎えた。

 昨日夜、マリアツェルから再びウィーン入りされた教皇は、この朝、市内の聖シュテファン司教座大聖堂で荘厳ミサを捧げられた。

 聖シュテファン大聖堂は、オーストリアで最も美しいゴシック様式聖堂の一つで、ウィーンの町のシンボルである。12世紀に建てられた当初はロマネスク様式教会であったが、1285年の火災の後、ゴシック様式で再建された。正面の2つの尖塔は60メートル以上、シュテッフルと呼ばれ親しまれる堂々たる鐘楼は136メートルの高さを持つ。

 教皇はミサの説教で、主日(日曜日)の意味とその中心にある神との出会いをテーマに話された。

 主の日である日曜日は、今日の西洋社会の中では単なる週末、余暇の日に変えられてしまったことを教皇は指摘。余暇は現代社会の生活の中で必要かつ良いことであるが、生活に指針と力を与える神との出会いを持たない自由時間は中心の欠けた空虚なものに終わってしまうと述べられた。

 教皇はかつてのミュンヘン=フライジング大司教、フォルハーバー枢機卿の言葉「魂に日曜日を、日曜日に魂を」を引用されながら、日曜日に神という中心性を与え、その日をみ言葉と、秘跡と、復活のキリストとの深い出会いの日とするように招かれた。

 ミサの後、聖堂前に出られた教皇は、聖シュテファン地区を埋め尽くす市民と共に日曜正午のアンジェラスの祈りを唱えられた。

 雨が続いた3日間だったが、昼ごろのウィーンには太陽と共に水色の空がのぞき、朝から教皇を待ち望んでいた人々を元気付けた。

 ここでも教皇は主日の重要性を強調する説教を行なわれた。

 「神に完全に自分を明け渡し捧げることで神の御子を受け取ったマリアのように、今日ミサの中で聖体拝領をした人もまた自分の中に復活の主をいただいたのです」と教皇は述べ、胎内の御子を愛されたマリアのようにその主を愛し、エリザベトのもとに向かい大きな喜びをもたらしたマリアのように主を人々にもたらすようにと、皆の信仰を励まされた。

 

 

 

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