教皇ベネディクト16世は、第３回ヨーロッパ・エキュメニカル会議にメッセージをおくられた。
同会議は、ヨーロッパ司教協議会とヨーロッパ教会協議会の協力により生まれたもので、1989年、スイス・バーゼルで第１回会議、1997年、オーストリア・グラーツで第２回目が開かれている。
第３回にあたる今会議は「すべての人を照らすキリストの光、ヨーロッパの刷新と一致の希望」をテーマに、ルーマニアのシビウで４日から９日まで開催されている。会議にはヨーロッパのカトリック、正教会、プロテスタントの教会関係者およそ２千人が参加、祈りの集いや、講演・ディスカッションなどを行なう。
教皇はメッセージの中で真理の対話と兄弟的しるしの重要性を強調。キリスト者たちの生き生きとした希望によってエキュメニズムの歩みがよりいっそう発展するよう祈られた。
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