教皇、新枢機卿らとミサ
指輪の授与式
(2007.11.25)

 
 
教皇ベネディクト16世は、バチカンの聖ペトロ大聖堂で25日、新しく任命された枢機卿らと共にミサを捧げられた。

 この中で教皇は、前日の任命式に続き、新枢機卿への指輪の授与式を行なわれた。

 典礼暦による1年間の最後の主日「王であるキリスト」を祝ったこの日、教皇は説教で、「神は愛であり、十字架のイエスの死は歴史上の最高の愛の業であるがゆえに、十字架上のイエスこそこの世における最高の神の啓示である」と述べられた。

 教皇は、新枢機卿たちにこれから渡す指輪の上には、まさに十字架が記されているが、これは彼らがいかなる王のために仕える者であるかを常に思い出させるものであると話された。

 「教会はイエスの神秘を受託するものとして、いかなる高慢もなく、ただ謙遜のうちに、無償ですべての時代のすべての人々にその神秘を差し出すよう招かれている」と教皇は述べ、イエスの神秘とは、哲学でも、高い学識によって理解される知識でもなく、それは受肉したみ言葉、死に、復活し、全宇宙の王であるキリストご自身であると説かれた。

 説教に続き、教皇は23人の新枢機卿のそれぞれに指輪を贈られた。

 この日、聖ペトロ広場では、大聖堂に入りきれなかった巡礼者およそ2万人が大型モニターによるビデオ中継を通してミサに参加した。

 ミサ終了後、大聖堂の外に出られた教皇は、新枢機卿らと喜びを分かち合うために雨にもかかわらず広場に集った世界各国の巡礼者たちに温かい挨拶をおくられた。

 この場で教皇は、アメリカのアナポリスで27日(火)イスラエルとパレスチナの和平交渉再開に向けての中東和平国際会議が開かれることに言及された。60年にわたり流血の闘争に明け暮れた聖地と、多くの涙と苦しみを味わったイスラエルとパレスチナの人々に平和が戻るよう、アメリカ司教協議会の呼びかけに応え、この重要な会議の参加者らに賢明さと勇気の賜物を神に祈り求めましょうと、教皇は信者らに呼びかけられた。

 そして、新しい枢機卿たちがキリストの栄光ある王権のために、キリストに倣い神と人々に寛大に仕えることができるようにとの思いを聖母に託され、正午のアンジェラスの祈りを巡礼者と共に唱えられた。

 

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