枢機卿団:
枢機卿会議を前に考察と祈りの集い
(2007.11.23)

 

 教皇ベネディクト16世と枢機卿団は、バチカンで23日、翌日にとり行われる枢機卿会議を前に、考察と祈りの集いを行なった。

 24日に行なわれる枢機卿会議では、教皇により23名の新枢機卿の任命式が行われる。

 そのための精神的準備として考察と祈りの日を望まれた教皇は、この朝シノドスホールで3時課の祈りと共に集いを始められた。教皇は参加の枢機卿らに挨拶をおくられ、考察のテーマとして「エキュメニカル対話」を示された。

 キリスト教一致推進評議会議長のウォルター・カスパー枢機卿は考察の導入として、今日のエキュメニカル対話の現状の大筋を説明した。これに続いて17人の枢機卿が発言し、社会・福祉分野におけるキリスト者の共通の取り組み、変容する現代社会における倫理価値の保護、記憶の浄化、他のキリスト者に対する心遣いを伴うコミュニケーションのあり方、などについて意見が述べられた。

 また、エキュメニカルな発展の可能性についての考察も提言された。こうした討議の流れを背景に、最近の重要な出来事として、ルーマニアのシビウでのエキュメニカル会議や、ナポリでの諸宗教の集い、ロシア正教会のアレクセイ2世総主教のパリ訪問などが挙げられた。さらに、ユダヤ教をはじめ諸宗教との対話関係との比較も行なわれた。

 午後は晩課と共に集いが再開され、教会をめぐる様々なテーマについて、自由な意見交換が行なわれる。そして、教皇の挨拶をもって考察と祈りの日は終了する。

 

 

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