降誕祭:
バチカンでの教皇による行事
(2007.12.24)

 

 降誕祭を目前にした24日のローマは、朝、にわか雨に見舞われたものの、薄日ののぞくやや温かい天候となった。

 バチカンの聖ペトロ広場には、北イタリア・ボルツァーノからもたらされた大きなモミノキが緑の枝を広げ、その隣には今年も趣向を凝らしたプレゼピオ(イエスの降誕を再現した馬小屋の模型)が、夕方の除幕式を待つばかりとなっている。

 バチカン市国行政庁関係者によるこの除幕式の初めに、降誕祭を迎えるための祈りが行なわれ、祈りの後、教皇ベネディクト16世はバチカン宮殿の書斎の窓辺に平和の灯をともされる。

 教皇は、同日24時から主の降誕を祝う深夜ミサをバチカンの聖ペトロ大聖堂でとり行われる。

 主の降誕の大祝日を迎えた25日、午前10時から聖ペトロ大聖堂で、同大聖堂主席司祭、アンジェロ・コマストリ枢機卿司式のミサが行なわれる。

 そして、同日正午、教皇は聖ペトロ大聖堂の中央バルコニーから、クリスマスメッセージと、ローマと世界に向けての祝福「ウルビ・エト・オルビ」をおくられる。

 

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