パキスタンのブット元首相暗殺とその後の国内状況に、同国のカトリック司教らも一様に衝撃を受けている。
イスラマバード=ラワルピンディ教区のアンソニー・テオドール・ローボ司教はバチカン放送局のインタビューに答え、ブット元首相は、パキスタンを独裁主義から遠ざけ、国民が自由な選挙によって選んだ政府によって統治される国にするために、民主主義の秩序の確立を目指して戦っていたと述べた。
同司教は、この事件がパキスタンの民主主義への打撃となることに憂慮を表した。