コンクラーベに向け活発な意見交換
枢機卿全体会議終了す
(2005.4.16)

 

 バチカンのシノドス・ホールで16日、第12回枢機卿全体会議が開かれた。これをもって教皇ヨハネ・パウロ2世逝去後行われてきた一連の全体会議が終了、あとは18日からのコンクラーベを待つまでとなった。

 教皇逝去後、葬儀当日と日曜日を除いて、毎日開催されてきた枢機卿全体会議は、日を追うごとにローマに到着する枢機卿の数が増え、最終日は183人の全枢機卿のうち143人が出席した。

 最終会議では、病気や高齢のため出席できなかった枢機卿たちからのメッセージが席上で紹介された。

 また、この日は枢機卿団の主席であるラッツィンガー枢機卿の78歳の誕生日であったことから、会議の最初にカメルレンゴのマルティネス・ソマロ枢機卿が皆を代表して祝いの言葉を述べた。

 さらにマルティネス・ソマロ枢機卿は、教皇空位期間と教皇選挙の規則を記した使徒憲章「ウニベルシ・ドミニチ・グレジス」に従い、故教皇の指輪と印章を無効にした。

 この指輪は「漁夫の指輪」と呼ばれ、伝統的に網を引くペトロの姿と教皇の名が刻まれている。一方、印章は鉛製。共に使徒的書簡などの発布の際に捺印するためのもので、教皇の権威を象徴する。教皇の死後、カメルレンゴはこれらを壊し、無効にする手続きをしなければならない。

 枢機卿らはこの日も教会と世界の状況について活発に意見を交換した。

 バチカンのナヴァロ・ヴァロス広報局長は、これまで行われた枢機卿会議は、教会にとって重要な時期における枢機卿全員の責任感を反映し、全体を通して非常に家族的な一致をもって行われたこと、また討議中取り上げられた一般的テーマにおいて参加者間に幅広い意見の一致が見られたことを紹介した。

 さらに同局長は、これらの会議上で特定の枢機卿の名が挙げられたことは一度もなかったと述べた。


 

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