教皇ベネディクト16世は、25日午前、前日着座式に参加した宗派の異なるキリスト教教会および諸宗教の使節団とお会いになった。
バチカン宮殿のクレメンスの間で行われたこの出会いで教皇は、故ヨハネ・パウロ２世の葬儀、そしてご自分の着座式への諸教会・諸宗教からの参加に心からの感謝を述べられた。
キリスト教諸教会関係者に対する挨拶で教皇は、先代の教皇たち、特にパウロ６世とヨハネ・パウロ２世に続きキリスト者の一致を目指していく意志を表明、イエスが弟子たちに望まれた完全な一致に向けて希望のうちに共に歩み続けましょうと呼びかけられた。
また、イスラム教を始めとする諸宗教関係者に向け、闘争や暴力、戦争に傷つきながらも、真剣に平和を希求する世界において、共に平和構築に貢献していけるよう祈りと誠実な対話をアピールされた。
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