教皇、母国ドイツの巡礼団との出会い
祈りと支援願う
(2005.4.25)

 

 教皇ベネディクト16世は、25日午前、母国ドイツからの大巡礼団とお会いになった。

 24日の教皇着座式に訪れていたドイツの巡礼者たちは、この日バチカンのパウロ6世ホールに集い、自国出身の新教皇との出会いに臨んだ。喜びあふれる会場では同国の国旗と教皇の故郷バイエルン州の旗が大きく振られ、拍手や歌声がいつまでも響いた。

 予定時間より少し遅れて到着された教皇は、「ドイツ人の皆さんは時間に正確なので」と遅れを詫び、会場の笑いと共に家族的で和やかな出会いが始まった。

 23年にわたるローマ生活にもかかわらず、自身がいかに深くドイツとバイエルン地方に結ばれているかを語られた教皇は、これからも一緒に歩んでいくために祈りと支援をお願いしたいと同郷の人々に述べられた。

 うちとけた雰囲気の中で、教皇の話題はコンクラーベの体験に及んだ。もちろん厳守すべき秘密には触れないと前置きした上で教皇は、自身の選出が決まりかけた時の心境を披露。

 「自分が選ばれるとは決して思っていなかった」教皇は、いざ選出が確かになって来た時、ある枢機卿から渡された1通の手紙の言葉を思い出した。それには、「教皇ヨハネ・パウロ2世の葬儀ミサの説教で(あなたが)言っていたように、もし主が「ついて来なさい」といったならついて行くべき、さもなければ召し出しを否定することになる」と書かれていた。

 教皇は、「主の道は楽ではない。でも私たちは楽をしないように召されているのだから、当然「はい」と言うしかなかった。」と、容易ではない使命を非常に深く受けとめた旨を述べた。

 今年の8月にケルンの世界青年の日大会での再会を若者たちに約束された教皇は、総立ちで拍手する巡礼者たちに祝福を繰り返された。



 

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