レジナチェリ・説教
(2005.4.3)

 

 
 親愛なる兄弟姉妹の皆さん

 今日も復活を寿ぐ喜びのアレルヤの歓呼が聞こえます。今日のミサの福音の中で聖ヨハネは、その日の晩、キリストは使徒たちに出現され、彼らにそのわき腹と手、復活の後でも消すことが出来ない方法で彼の身体に刻印されたその痛ましい受難の印を見せましたと強調しています。

 8日後に疑い深いトマスに触らせたあの輝かしい傷跡は、ご自分の一人子を与えるほどに世を愛された神の憐れみを現しています。この愛の神秘は神の憐れみの信心に捧げられた白衣の主日と呼ばれる今日の主日の典礼の中心をなしています。
                                 
 復活された主は、時には悪と利己主義と恐怖の力に押しつぶされ当惑させられているかのような人類に、赦し和解させ、そして希望に心を再び開いてくれるご自分の愛を贈り物として与えてくれます。それは、心を回心させ平和を与えてくれる愛です。世界は神の憐れみを理解しそれを受け入れることを、なんと必要としていることでしょう。

 その死と復活によって御父の愛を現してくださる主よ、私たちはあなたを信じ、今日も大きな信頼を込めて繰り返します。「イエスよ、私はあなたに信頼します。私たちと全世界を憐れんで下さい」。

 明日お祝いする 主のお告げの大祝日は、キリストの聖心から溢れ出るこの憐れみの愛の神秘を、聖母マリアの目を持って観想するよう私たちを励まします。聖母マリアに助けられて私たちはこの確かさの上に土台を置く復活の喜びの真の意味を理解することができます。

 聖母マリアがその胎内に宿されたお方、私たちのために苦しみそして死なれたお方は、本当に復活されました。アレルヤ。

(※教皇ヨハネ・パウロ2世がこの日のために生前に準備した説教より)

 

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