アンジェラス・説教
(2005.5.22)

 

 

 親愛なる兄弟姉妹の皆さん


 今日は、三位一体の大祝日を祝います。この大祝日は過越の神秘の光の中に世界と歴史の中心があることをあたかも強調するかのようです。

 神ご自身が永遠の愛であり無限の愛です。神からのすべての啓示を要約する言葉、それは「神は愛である」ということです。愛はいつも神秘です。理性に矛盾することではありませんが、理性を超越することです。愛はかえって理性を強化します。イエスは神の神秘を啓示しました。神の御子イエスは天におられる父なる神を知らせ、御父と御子の愛である聖霊を私たちに与えてくれました。キリスト教神学は「三位一体」という表現をもって神に関する真理を要約しています。神は決して孤独な存在ではなく、完全な交わりです。ですから、神の似姿として創られた人間は、自分自身を誠実に与えることである愛において、初めて自己実現ができるのです。

 贖いのいけにえの再現であるキリストの身体と血の秘跡、聖なる聖体の秘跡に崇高な方法で参与した神の愛の神秘を観想しましょう。

 私はバーリで昨日開会されたイタリアの教会聖体大会参加者たちに挨拶を喜んでおおくりします。聖体の秘跡に奉献された今年の至聖なる三位一体の大祝日にあって、キリスト教徒たちはその生命、使命の頂点であり源泉である、聖体の秘跡の中に現存されるキリストのまわりに集います。そして特に各小教区は主日の美しさを再発見するようにと招かれています。主の日である日曜日、キリストの弟子たちはミサ聖祭において、毎日の苦労と喜びに意義を与えてくれるキリストとの交わりを刷新します。初代教会の信者たちは「主日なしに私たちは生きていけません」と生命を賭けてでも言っていました。現代の私たちもこれを同じように繰り返すよう招かれています。

 来週の日曜日、ミサを捧げるためにバーリに行きますが、今から私はこの重要な教会の出来事に精神的に参加します。聖母マリアの取次ぎを通して聖体の秘跡におられるキリストの礼拝と熱心な祈りが、イタリアの教会において信仰と希望と愛の熱意に刷新の火をともす機会となるよう共に祈りましょう。この時期に初聖体を受け、堅信の秘跡を受ける すべての子供たち、若者らを聖母マリアに託したいと思います。

 お告げの神秘に聖母マリアと共に思いをはせながら、この意向を込めてアンジェラスの祈りを唱えましょう。

 

 

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