一般謁見・カテケーシス(要約)
(2006.2.1)

 
 

 
親愛なる兄弟姉妹の皆さん
 
 

 今日のカテケーシスでは、詩編145を考察しましょう。この詩編は主を情け深い愛に満ちた王として描いています。この詩編の中に現れる祈りの霊的な心は、神の偉大さを感動的に示しています。

 事実、聖書の中では王というシンボルがすべての人々を救うという神の救いのご計画を表すものとしてよく使われます。神は人間とは異なり、この地上に調和と平和の王国を築き上げることを望んでいます。そして、その不思議な業と力強い働きを通して私たちの歴史の中に入ってこられます。

 この詩編は、しばしば権力や圧迫によって成り立つこの世の王国と異なり、を示しています。

 この王国の王は、「怒るに遅く憐れみ深い」のです。

 金言聖ペトロは、神のみ業で最も偉大なのはその憐れみだと言っています。

 今日、私たちも神の憐れみと愛と人類に対する心遣いに賛美の声を上げましょう。

 

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