一般謁見・講話(全文の要旨)
(2006.9.20)

 
 

 
親愛なる兄弟姉妹の皆さん

 今日は先日のバイエルン司牧訪問についてお話したいと思います。

 この司牧訪問は「信じる者は決して独りではない」というモットーのもとで行われました。私は洗礼を受けて教会のメンバーとなった人は、どこにいても決して孤独ではなく、いつでもキリストと人々の交わりの中にあるということを考えるよう招きました。

 ミュンヘンの中央広場では、世界中の人々の上に神のお恵みを取り次いでくださるよう聖母マリアに祈りました。

 また、その翌日、私は世俗化されたこの世界にあって神のみ声に耳を傾けることの難しさについて話しました。現代世界は希望の福音のメッセージをますます必要としています。

 アルトエッティングでは、聖母がどのようにして私たちをその御子イエスのほうに導いてくださるかを思い起こしながら、神のみ旨を受託するにあたっての聖母マリアの寛大さについて黙想しました。

 今回の司牧訪問のテーマに戻り、レーゲンスブルグでは、天の御父は全人類を一つの家族のうち、すなわち教会の中に集めることを望んでおられるということを指摘しました。

 長年間教授として教えていたレーゲンスブルグの大学で、私は信仰と理性の関係について話しました。そして宗教と暴力の間の関係についても問題提起しました。しかし、この点については、残念ながら私の真意が伝わらず、誤解が生じました。私は決して中世の東ローマ帝国皇帝の言葉を私自身の言葉としようなどとは思いませんでした。私はただ、宗教と暴力ではなく、宗教と理性が共に歩むのだと、説明したかったのです。

 私自身が抱いている世界の諸宗教に対する尊敬や、「唯一の神を礼拝する」イスラム教徒に対する尊敬が明らかになることを心から希望しています。そして、私たちは彼らと共に「人類の善のために平和、自由、社会正義、倫理的価値を促進する」のです。

 これからも諸宗教間の対話、キリスト教信仰と現代的な理性の間の対話への努力を続けていきましょう。

 

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