一般謁見・カテケーシス(要約)
(2006.11.8)

   

 親愛なる兄弟姉妹の皆さん


 
今日のカテケーシスは、使徒聖パウロとその劇的なキリストへの回心について考察しましょう。その強烈な体験の結果、キリストはパウロの生命そのもの、以後のパウロの使徒職を生かし支えるものとなります。

 パウロは、私たちが信仰によって神のみ前で義とされ、神のあわれみ深い正義に出会い、神との親しい交わりに入り、他の人々とも真実な交わりを持つことができるようになると、その言葉と模範をもって教えています。

 私たちの義化は完全に恵みです。それは神からの無償の賜物であり、十字架上で示された神の絶大な愛とキリストの贖いの恵みなのです。神に対する信仰によって義人とされたアブラハムのように、私たちも自分の業ではなく、神の恵みによって義化されるのです。

 信仰と洗礼によって、私たちは主キリストの死と復活に参与します。ですから、私たちは今キリストの中に生き、キリストは私たちの中に生きているのです。私たちとキリストとのこの神秘的な一致は、決して何ものによっても引き離すことができないほど固いものです。

 聖パウロの模範は、私たちが毎日の生活の中でキリストを礼拝し、賛美することによって、その信仰を具体的に表現しなければならないと教えています。神がその御子キリストにおいて表されたその愛に対する信頼を持って、喜びの中に絶えず神の恵みに感謝しつつ生きるようにと、聖パウロは信者たちに勧めています。

 

 

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